第二次世界大戦後、冷戦時代における重要な出来事として、キューバ危機とベトナム戦争があります。どちらも米ソの対立に関わる重大な出来事ですが、時系列的にどちらが先だったのでしょうか?この記事では、キューバ危機とベトナム戦争の発生時期について詳しく解説します。
キューバ危機とは
キューバ危機(別名: カリブ危機)は、1962年10月に発生した米ソ間の対立であり、キューバにソ連が中距離弾道ミサイルを配備したことが引き金となりました。アメリカ合衆国がこれに強く反発し、核戦争の危機にまで発展しました。この危機は、ソ連のフルシチョフ首相とアメリカのケネディ大統領が対話を通じて解決したことで、最終的には和平へと向かいました。
キューバ危機は冷戦の最も危険な瞬間の一つとして記録され、アメリカとソ連の間の緊張を一時的に激化させました。
ベトナム戦争の始まり
ベトナム戦争は、1955年から1975年にかけて行われた戦争で、北ベトナム(共産主義勢力)と南ベトナム(アメリカ支持)との間で争われました。アメリカが介入し、最終的には北ベトナムが勝利して南ベトナムを統一しました。具体的には、アメリカが直接的に軍事介入を開始したのは1965年ですが、戦争の本格的な展開は1960年から始まっていました。
つまり、ベトナム戦争は1960年代初頭から始まっていたものの、アメリカが本格的に関与するようになったのは1965年です。
キューバ危機とベトナム戦争の時系列
キューバ危機は1962年、ベトナム戦争は1960年に始まっていますが、アメリカの本格的な介入が始まるのは1965年です。このため、ベトナム戦争自体はキューバ危機よりも早く始まりましたが、アメリカが本格的に戦争に関わるのはキューバ危機後です。
つまり、ベトナム戦争は1960年から始まり、1962年のキューバ危機に先行していましたが、アメリカの大規模な介入はキューバ危機の後に行われたということになります。
まとめ
キューバ危機とベトナム戦争の時系列は、ベトナム戦争が先行していたものの、アメリカの関与が本格化した時期にはキューバ危機が先に発生していたことになります。このように、両者の関係は冷戦時代の重要な出来事として、米ソ間の対立や戦争の拡大を象徴するものです。
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